以前から考えていた私個人の記憶を撮るカメラとして初代RX100を選びました。
240gという薄型軽量なコンデジでありながら1インチセンサーで2020万画素かつ開放F1.8という使い勝手の良さが光りました。
今いる土地で過ごした記憶のトリガーとなる写真を撮ることにした
以前から私以外の人が見ても意味のない写真を撮りたいという想いが漠然と浮かんでいました。
写真を見ることでかつての自分の生活を想起できるような記憶写真とでもいうような写真を撮りたくなっていたのです。
それはきっと転勤ありきで今の家・土地にずっといるわけではないことが決まっているからでしょう。
日々の生活の全てはあくまでも一時的なものであり、言うなれば旅先の土地で生活体験をしているようなものです。
そんな感覚で生きているからか数年後、数十年後の自分がかつてよく行っていた店や散歩していた道、日常的に行っていた行動を思い出せるような記憶の記録を行いたいという欲求が募っていることを自覚しました。
記憶のトリガーとなる記録を残す最も有用手段は言うまでもなく写真です。
記憶写真を撮ると決めたときに一番のお気に入りのカメラで記録しようとも思いましたが、家族の写真やスナップも撮ることもあっていろいろな写真が混ざってしまう点が煩雑です。
家族との日常やスナップと私個人の日常の記憶写真は切り分けたかったこと、記憶写真はモノクロで残すことに決めていたので撮影の設定変更が面倒ということもあって用途でカメラを分けることにしました。
そこで選ばれたのがスーツのポケットにも余裕で入る最もコンパクトなRX100シリーズである初代RX100でした。
筐体が小さくて画素数が2000万以上で1インチ以上のセンサーを搭載していて開放F値が明るいコンデジとなると選択肢はそう多くありません。
贅沢を言えばGR IIIがベストだとは思いつつ、売ってないものは仕方がありません。
モノクロで撮る分には望遠端のレンズの暗さは気になりませんし、なによりもスマホ感覚で常にポケットに入れておけるので将来思い返したい光景に出会えばいつでもシャッターを押すことができます。
デザイン的にも最も美しい初代RX100は気に入っているので私の記憶を記録するのに相応しいカメラです。
そういった経緯から初代RX100はモノクロJPEG撮って出しオンリーの記憶記録カメラとしてのみ扱うことに決まりました。
まだこの試みを開始して少ししか経っていないのでお見せできる写真は少ないですが、またある程度溜まってきたら私にしか意味がない写真を皆様にも共有していきたいと思います。
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