カメラを持っていくことで出張先で過ごす時間は格段に豊かになることに気づきました。
カメラがカバンに入っていると写真を撮りに少しこの辺をぶらぶらしてみるかと思えて散策のきっかけになるんですよね。
露出補正ダイアルが動いていたことに気づかず飛びがちです・・・。
X-Pro3 × NOKTON 23mm F1.2の夜の作例
懐かしの千里中央
大阪出張の時はだいたい梅田か難波をぶらぶらしていましたが、御堂筋線が箕面萱野まで延長されたことを思い出していつもとは反対方向のメトロに乗車。
とはいえ、移動中に調べていると箕面萱野は特に何もなさそうだったので大学時代にバイトで通っていた千里中央で下車することにしました。
バイトの休憩でよく食べていた馴染みのパン屋で久しぶりに翌朝の朝食を購入。
4年間ほぼ毎日のように働いていたバイト先は卒業して7年が経ったにもかかわらず当時の店長や社員の顔ぶれが変わらず、実家のような安心感のある街。
変わらず営業している店もあれば、閉まってしまった店もあり月日の流れを感じます。
すっかりクリスマス仕様になっている街に気づいたことで出張中であるにもかかわらず忙しない日々の流れがゆるやかになった気分でした。
普段は車移動で開業医や病院に行くだけの日々だったので知らぬ間に世間の流れから取り残されていたようです。
仕事で行っている得意先のクリスマスツリーを見ても何も思っていなかったことに自分でも驚きました。
万博公園へ
一通り用は済んだので新大阪に戻ろうかと思ったものの、万博でプロジェクションマッピングが行われているという看板を見たのでモノレールで万博公園へ行ってみることにしました。
カメラを手にしていなければ面倒でスルーしていたことは間違い無いのでカメラのおかげで一歩踏み出せたといっても過言ではありません。
駅を降りるとタイミングよく花火が打ち上げられたりとカメラのおかげで貴重な瞬間にも立ち会えました。
太陽の塔のプロジェクションマッピングは思っていたよりも目で楽しむことができました。
ファインダー越しに表情を変える太陽の塔を見ながら、そういえばプロジェクションマッピングを見ることも初めてだったなという気づきもあったり。
知識としては知っていても実際に見たことがないモノゴトってたくさんありますよね。
太陽の塔の背中側にも投影されていました。
太陽と月と地球。
この日はプロジェクションマッピングだけでなく、ラーメンEXPOも開催されていました。
大学時代から気にはなっていたものの、いつでも行けるしなーということで行かずじまいだっただけにテンションがあがります。
カメラ様様ですね。
ラーメンはチケット制で1杯1000円が基本料金でトッピングは別途料金が必要とのこと。
お祭りっぽい雰囲気の中どのラーメンを食べるか品定め。
選ばれたのは北海道のラーメンでした。
味玉と蟹しゃぶと崩れチャーシューをトッピングしたので1杯2000円の超高級ラーメンになってしまいました。
お祭りなので仕方がない。
超おいしかったです。
日本一高い観覧車を初体験
せっかく万博公園にきたのでエキスポシティにもついでに立ち寄ることにしました。
文房具などを色々と品定めしつつ本屋で何冊か本を買って終了です。
私の大好きな『雪の断章』が久しぶりに陳列されているのを見ておっ!となりつつ、『君の話』という小説をタイトル買い。
迷子になった五歳の孤児・飛鳥は親切な青年に救われる。2年後、引き取られた家での虐めに耐えかね逃げ出した飛鳥に手を伸べ、手元に引き取ったのも、かの青年・滝杷祐也だった。飛鳥の頑なな心は、祐也や周囲の人々との交流を経て徐々に変化してゆくが……。
雪の断章
架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。『三日間の幸福』や映画化作品『恋する寄生虫』の著者による最新作、待望の文庫化
君の話
久しぶりにビビッときた小説にも出会えて満足したのでホテルに戻ろうと駅に向かう道中にて「日本一高い観覧車」という看板が目に止まりました。
この街で10年間学生時代を過ごしていたのでエキスポシティの観覧車を認知はしていても、日本一という特徴があることは初めて知りました。
妻だけでなく私自身も高いところが苦手なので観覧車に乗るという発想がなかったからでしょう。
エキスポの観覧車へ興味が湧いた今乗らないと今後乗るタイミングはないだろうと思い、一人で乗ってみることにしました。
高いところが苦手なので案の定席から動くことはできませんでしたが、思っていたよりも楽しむことができました。
慣れ親しんだ街でもこんなに高いところから見る機会はないので面白かったです。
なんで出張に来て一人で観覧車に乗っているんだろうと我に返る瞬間もありましたが・・・。
こんな感じでほぼ地元であるにもかかわらず出張先での夜の時間を楽しむなどしていました。
カメラを持ってきていなければ万博には向かっていなかったので写真が趣味でよかったです。
カメラを持ち歩いているだけで視点が一つ増えるので楽しいですね。
撮った写真をホテルではじめて見て「こんな風に撮れていたんだ」と1日の追体験を行う時間はX-Pro3ならではの楽しみですね。
コメント